ジスロマック、クラビットにはジェネリック薬があります

性器クラミジアや淋病などの性感染症の治療薬としてはジスロマックやクラビットがあります。ジスロマックはアジスロマイシンを有効成分としてファイザー製薬が開発した治療薬であり、クラビットは第一三共株式会社がレビフロキサシンを有効成分として開発した治療薬です。ただこのどちらの治療薬もすでに特許が切れています。そのため、ジェネリック薬(後発品)が各メーカーで製造・販売されています。

最近は性感染症の治療薬に限らず、さまざまな薬のジェネリック薬が出回っています。実際、病院で処方される薬の名前をはっきり覚えている方はあまりいないでしょう。そのため、先発品なのか後発品なのか分からない方も少なくありません。もしかするとジェネリックの意味さえわからない方もいます。また、後発品である事はわかっていても、先発品とは違うものなのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。

ですが、ジェネリック薬はまったく同じ成分であり、同じ効果が期待できるものです。それでいて、先発品よりも価格が安いというメリットがあります。

ジスロマックのジェネリック薬の名称はすべて“アジスロマイシン錠○mg○○”、クラビットは“レボフロキサシン錠○mg○○”となります。製造・販売しているメーカーとしては、日本ジェネリック、富士製薬、沢井、東和、佐藤製薬など多数あります。

また、海外製品にもジスロマック、クラビットのジェネリック薬があり、インターネット通販などで購入可能です。薬代を安く済ませたいという方は、病院で聞いてみるといいでしょう。ただ、もしかすると最初からジェネリック薬を処方されているかもしれません。

病院に行くと薬代の他に初診料、検査料などもかかってきますから、実際は薬代だけ節約しても、たいした節約にはなりません。おそらく1,000円程度節約できる程度でしょう。それがネット通販でジェネリック薬だけ購入すれば、かなりの節約になるでしょう。ただ、実際にどのような感染症になっているのか分かりませんから、やはり一度は病院に行って診察を受けた方が良いでしょう。また通販、特に海外からの輸入品は偽物が多いので、購入する場合には注意が必要です。

とはいえ、ジスロマックもクラビットも、一度病院に行って処方された薬を飲むだけで完治することが多く、たいていは完治したかどうか再検査をする時だけ再来院するだけで済みます。ですので、何回も通わないといけない、薬も飲み続けないといけないというものではありませんから、大金はかかりません。より安全、かつ確実にクラミジアや淋病を治したい方は病院に行って治療するのが望ましいでしょう。そこでジェネリック薬にすれば少しは節約になるでしょう。