ジスロマックの服用方法

ジスロマックは性病、主に性器クラミジアや淋病の治療に用いられます。ジスロマックのメリットは1回の服用だけでクラミジアや淋病などの性病を完治できるという点です。

風邪薬などの一般的な薬は1日3回食後に飲む、それを数日間飲み続けるのがほとんどで、面倒な上に飲み忘れをしてしまう恐れがあります。他のクラミジア治療薬も毎日飲まないといけないものもあり、それだと飲み忘れることもあります。

飲み忘れてしまうと治りにくいだけでなく耐性ができてしまい他の治療薬でないと治らなくなる事もあります。ジスロマックなら基本的に1回だけなので、その心配はほぼありません。

クラミジアはジスロマックの有効成分であるアジスロマイシン合計で1000mgの服用で治療することができます。錠剤は1000mg、500mg、250mgと3種類あります。

1000mg錠剤であれば1錠を1回飲むだけ、500錠剤なら2錠、250mgなら4錠飲むだけでたいていは完治します。どれでもいいのですが、胃腸が弱い方などは1日1回ではなく、500mg錠剤1日1錠を3日連続で服用することでも効果があります。

また、ジスロマックは淋病治療にも用いられることがあります。淋病に感染していると高い確率でクラミジアに感染しているため、ジスロマックを服用することで両方を一緒に撃退できるからです。

ただ淋病治療のためのジスロマックの服用方法はクラミジアとはちょっと異なります。クラミジアはアジスロマイシン1000mgで治療できますが、淋病は2000mg必要です。

ですので、ジスロマック1000mg錠剤2錠飲むことで治療できます。この場合もクラミジアの治療同様500mg錠剤4錠でも対応出来ます。ただ、2000mg服用すると、胃腸に不調をきたす事もあります。

そのため、胃腸が弱い方などは数日に分けて飲むことでも治療できます。もし胃腸が弱い、という方は最初から医師に服用方法を相談してみるといいでしょう。

1日1回飲むだけでクラミジアや淋病を治療できますが、その1回をいつ飲んだらいいか気になる方もいるでしょう。やっぱり食後かな、と思う方もいますが、基本的にいつ飲んでも構いません。

ただ、より効果があるのは空腹時です。食事の前後2時間くらいがベストでしょう。午前中なら9時~10時くらい、午後なら3時くらいがベストです。ただ、胃腸が弱い方は空腹時に飲むと負担がかかってしまう事があるので、やはり食後に飲んだほうがいいでしょう。

そして注意が必要な服用方法としては、症状がおさまったからといって、服用を止めてしまうことです。菌が完全に死滅する前に抗生剤をやめてしまうと、菌の耐性を高めることになり、逆に治りにくくなる事もあります。

完全に菌が消滅するまで飲み続けないといけません。中には胃腸に悪いからと飲む量を減らす方もいます。医師にまず相談してみましょう。