淋病にも効くジスロマック

ジスロマックは性器クラミジアに非常に有効な治療薬となっています。クラミジアは一番感染者が多い性病ですが、2番目に患者数が多いのが淋病です。

性病と聞くと、性器クラミジアよりも淋病のことを思い浮かべる方が多いほど知名度の高い性病です。実は、ジスロマックは淋病の治療にも処方されることがあります。

淋病に感染している方の多くは同時にクラミジアにも感染しているケースが多いです。その場合、たとえ淋病が完治しても、クラミジアは残ってしまうことになります。

重複感染している場合は、ジスロマックを飲むだけで淋病もクラミジアも同時に撃退できるのです。そのため、病院で性病の検査をして重複感染していることが分かれば、ジスロマックを処方されます。

ただ、クラミジアは、ジスロマックの有効成分であるアジスロマイシンが1000mgで治療できますが、淋病治療のためにはこの量では完治しないことが多いです。一般的に淋病治療にはアジスロマイシンが2000mg必要とされています。

つまりクラミジア治療の場合は1000mg錠剤1錠、もしくは500mg錠剤2錠飲むだけでいいのですが、重複感染している場合には、アジスロマイシンの服用量を増やす必要があります。

1000mg錠剤なら2錠、500mg錠剤なら4錠になります。ただし、アジスロマイシンは大量服用すると副作用が強く出てしまう恐れがあるので、胃腸が弱い方などは1回で2000mgを服用するのではなく、数回に分けて飲む方法を用いる場合もあります。

淋病にも効くし、クラミジアにも効くなら、ジスロマックだけあればいいのでは?と思う事でしょう。確かに治癒率も他の治療薬よりも高く、治癒率は約80%にも上ります(他は10~50%程度)。

ただ、淋病は耐性ができやすく、アジスロマイシンが効かないケースもあります。また、アジスロマイシンが合わないという人もいます。そういった方は他の治療薬を用いることになります。

淋病でどのような治療薬が処方されるかは医師の判断によりますので一概には言えませんが、まずはジスロマックが処方されることが多いでしょう。それは、飲む回数も少なくて済むうえに重篤な副作用はない、それでいてクラミジアや淋病、その他の性病にも非常に高い治癒率を誇るからです。

最近はジスロマックを通販で購入できるようになっています。性病は恥ずかしいと思う方が多く、ネット通販で購入する方も増えています。ですが、自分がどのような性病に感染しているのかわかりませんし、通販品の半分以上が偽物と言われています。

偽物なら完治しないだけでなく、副作用が強く出てしまう危険性もあります。ジスロマックは1回飲むだけで性病が完治できるので、2回病院に行くだけ(初回と再検査のため)ですから、その方が安全で確実です。